パラパラとページをめくっているのが楽しい
歌川広重の『名所江戸百景』が江戸の何処から描かれたのか、
『江戸切絵図』と現在の地図とを見比べながら
楽しめるように編纂されたのが本書である。
これを見ると、江戸の頃から東京の道や
区画割りは意外とその変化が無いこと、
今で言う山の手、新宿渋谷目黒など東京西部が
「百姓地」「畑」「田地」ばかりであることなど覗え、
どこからでもパラパラとページをめくっているのが楽しい。
1冊で何冊分も楽しめる
切絵図は江戸府内とその近郊を含む地域を分けて描かれた地図のようなもの。
土地の用途ごとに色分けされているので見た目も美しく
また、色の分布でその地域がどういった土地なのか一目で判断しやすくなっている。
また、大名屋敷には家紋も書いてあるので
そういう点に注目してみるのも楽しい。
その切絵図に対応する広重の「名所江戸百景」が一緒に紹介されている。
しかも広重がその絵をどういった目線で描いたのか方向が示すというおもしろい試みつき。
描かれた地域の情勢だとかちょっとした小話も書いてあるので1冊で何冊分も楽しめる仕上がり。
心安らぐ江戸百景
「江戸東京博物館」で購入。情緒溢れる江戸の風景は、現代において「癒し」の効果があると思いました。
江戸時代の東京を想像しながら散策にぴったり!
最近、江戸時代の古地図を参考に東京を散策する事が流行っているようですが、 そのために必要な情報がぎっしりでしかも大変わかりやすく、良く出来た1冊と言えると思います。江戸時代の風景(浮世絵)が119あり、現代の地図との比較がしやすいようになっているので、 実際の場所を訪ねて感慨に浸れる事間違いなしです。 しかもその絵が、どちらの方向を向かって描かれているか、それぞれの歴史的背景や地理的背景の詳しい説明もあり、 読み物としても大変楽しむ事ができます。 また、季節ごとにも目次で分類されているので、昔の春夏秋冬を目で味わう事も出来ます。 昔は赤坂あたりは大変淋しい所であったのだなあとか、深川あたりはまだ埋め立てされずに 干潟がたくさんあったのだなあと!か、佃島の由来などいろいろ興味深い点がたくさんあり、大変面白い本でお勧めです!
人文社
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