ひとり歩きするタイトル
操作マニュアルの作成に活かせればと思い、衝撃的なタイトルに惹かれて読んでみた。
筆者のマニュアルに対する熱い「思い」は十分伝わってきた。
専門的な記述が多く、情報量が多いわりには、得る物がほとんどなく残念だった。
筆者のねらいと自分の期待がずれていた可能性もあり、星3つとする。
ヒルキモをピラッコしてください
この本の画期的なところは、マニュアルの作り手側の姿勢と同時に、読み手側であるユーザーについても触れられている点である。 マニュアルにおける問題点について述べている本は類書も多く、問題点はすでに整理されていると言える。たとえばこのレビューのタイトルに挙げたように「未知の専門用語を無造作に使用すること」などは良く知られた指摘だと思う。しかし本書のように読み手側に対する指摘を述べた本は少ないのではないだろうか。そこに本書の魅力がある。 本書では卑近な例を紹介することで問題点の説明は分かりやすい。さらに巻末にはガイドラインまで掲載されており、実践に移すための道具は揃っている。これを使って改めて自分の作成(参照)するマニュアルのわかりにくさを考えてみるのも良い。 著者も述べるように「本書は両方の視点から述べることで、むしろマニュアルの品質向上を応援する」ものとして非常に有益な本だ。後は「実践すること」これが一番重要である。今は情報収集や、データの収集というのはむしろたやすい。しかし過去の事例に逆らって、新しい編集方針を打ち出したり、ドキュメントとしての評価を行ったりするのは大変である。「ユーザーインタフェース」という言葉を大上段に振りかざして構えなくても、ユーザーの視点に立ち返ることを励行すれば、そこには確実に効果が現れるはずなのだが、直接の利益と結びつかないところに周囲の理解を得られないという事情はありそうだ。しかしユーザー不在の商品は、長期的には成功は得られないだろう。 本書を読んで、あるメーカーの役員が言ったという言葉を思い出す。「会社の門をくぐったとたん、みんな(ユーザーの視点を忘れて)開発者になる」
新曜社
ユーザ・読み手の心をつかむマニュアルの書き方 使える!活かせる!マニュアルのつくり方 (実務入門) ザ・テクニカルライティング―ビジネス・技術文章を書くためのツール マニュアルのつくり方・使い方―業務の改善と遂行能力アップのための作成と活用のノウハウ (オフィスワークの効・活・創Books) 日本語テクニカルライティング
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