四季 春 (講談社ノベルス)



四季 春 (講談社ノベルス)
四季 春 (講談社ノベルス)

ジャンル:歴史,日本史,西洋史,世界史
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わからなくてもいいんじゃない?

主人公・四季と作者・森博嗣に読者だけが置いていかれたような気になる本です。
わからない部分、謎のままの部分が非常に多く、
すべてを納得したい読者には向かないかと思います。

でも、「あー、私にはわからないなぁ。。。」と思いながら軽い気持ちで読むと
読後感はそんなに悪くないですよ★
結局天才の考えていることなんて、一般人にはわからないんだし、「なんとなく」な感じで読んでもいいと思います。

もちろん、全部理解するためにがんばって読むのもいいと思いますが。。
さまざまなストーリーを無理して繋いでいる意味は?

2004年2月29日リリース。僕の持っているのは『四季』の愛蔵版と言われるモノで、これを持っている人にしか手に入らない『豆本』の引換券が付いているという企画モノである。これに象徴されるようにこの『四季』という作品は余りにも企画に走りすぎていると思う。

何しろS&MシリーズとVシリーズの秘密というのが最大の売りであり、そのために無理矢理にストーリーを展開しているのは否めない。ここまでする必要が何故あるのか?最後にはウォーカロンまで登場したりしてきて、ただただ読んでいて苦痛である。作者はどういう意図でこの作品を書き上げたか分からないが、後世に汚点となる作品だと思う。

ただ一つ許せるとしたら『虚空の逆マトリクス』の『いつ入れ替わった?』の後日談みたいな『秋』の部分だけである。四季の生態を読んでいて本当の天才はこうじゃない、と僕は強く感じた。
ミステリ…ではない気がする

本作でも,この作者の作品ではもはやおなじみとなってしまった,叙述を利用した仕掛けがある。
とはいえ,その種明かしは中盤くらいでなされるため,読み終わるギリギリに大混乱するということにはならないだろう。

S&MシリーズでもVシリーズでも,「密室殺人」というネタが使われることは多く,本作でも「密室殺人」は出てくる。そして,以前の作品にも見られるような,「密室もの」としては反則だと言いたくなるようなトリックとなっている。
実のところ,「密室殺人」ものというのは見せかけだけで,ストーリーを読ませる方に重点がおかれているのではないかと思われる。
特に本作では,いわゆるミステリの範疇に入るか否かも疑問に思えてくる。そのことを留意してから読んでほしい。

各シリーズを順番に読むべきかという点については,
作者自身は,各作品を順番に読まなくとも,読者は読んだあとに順番に再構築ができるからよいというような旨のことを言っている。
しかし,読む方の,作品から受ける最初のインパクトや,読み続けるモチベーションという観点では,やはり順番に読むことをおすすめしたい。
したがって,本作を読む前に,S&Mシリーズ,Vシリーズを読了しておくことをおすすめする。
この小説家は何を書きたかったのでしょうか?

この作品には透明人間?であったり、四季の中にいるもう一人の人間?といったものが出てきます。さらに主人公の真賀田四季という人は、私たち人間が世界のゴミであるかのように考えているようです。別にどんなものを書こうがその人の自由ですが、私たちが住んでいる人間世界を背景にしてこのような小説を書くようなことはやめてもらいたいですね。
いずれにせよこの小説家にはがっかりさせられました
分かりにくいが、読みがいはあります

昨日、ブックオフで本作を購入した。
はっきりいうと、私は森氏の作品の文体があまり好みではない。なぜなら登場人物が冷たい感じがして、感情移入ができないからだ。
内容についても、昔「すべてがFになる」を購入して読んだ後、理解不能に陥った。
子供の頃に親を殺した人間を博士と呼び隔離している?という設定はよいとしても、すっきりしないラストが好きになれなかった。
しかし、よく分からないと思いつつも、何故四季が親を殺したのか動機は知りたかった。
そして消化不良になった。
それはシリーズ最終作を呼んだ後も変わらなかった。
だが、あのまま終わるのかとも思ったので、本作が出て救われた気がした。

それでこの作品だが……やはりよく分からない。
ただ四季が親を殺したという設定を今までの作品で読んだのであって、真実は全てを読み終わるまで分からないという事は分かった。
少なくとも、最初のシリーズ全てと、次のシリーズは9作目まで読んだが、それよりも本作が一番好みの小説という感じはした。
叙述のトリックが好きな「今はもういない」などそれなりに楽しいと思った物もあり、何だかんだいって、好きではないが、私は四季が気になるようだ。
今さらではあるが、残りの3冊も読もうとは思っている。

好みではないが、題材が気になる作家ではあり、刊行が早いのにも驚嘆する。
しかし、文系人間としては、理系ミステリという言い方はあまり好きにはなれなず、反発を感じてしまうなあ。



講談社
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